手間と時間がかかる織物 大島紬

唐突ですが、奄美大島に行ってました。1月にバニラのチケットが安かったので、ゴールデンウィーク明けのだれそうな時期に予定入れてみました。

空港の近くに大島紬資料館なるものがあったので入ってみました。おばさんがとても丁寧に教えてくれました。

大島紬は2度織ると言われていますが実際説明を聞くと物凄い膨大な時間と手間暇がかかっています。シャリンバイのタンニンに織った絹布につけ、それを泥の中の鉄分と化学反応を起こして染めます。80回以上染めを繰り替えします。

上の柄はハブの模様をモチーフにした物です。

染まった糸をほどいて、また織直します。糸作りで10ヶ月、織りで2ヶ月という説明でした。

話を聞いているだけで気が遠くなりそうです。織りは熟練でも1日30センチしか織れないです。工程は全て分業制です。まさに工芸品ですね。

表裏両面に同じ絵が出ているので、表が色あせたら、裏で作り直すと新品同様になります。親子3代が着回せる着物です。

昔の織った布は全て鹿児島の方に持って行かれて奄美大島内ではほとんどないようです。もし、本当に昔の大島紬を手に入れたかったら本土の中古着物を扱う所に行くと奄美産の着物があるという話をしていました。

モニターの解像度のように大島紬も模様に細かさが設定されています。
5マルキ(120目)、7マルキ(150目)、9マルキ(200目)、12マルキ(250目)というように目の細かさで反物の価格が変わります。流石に12マルキともなると、お値段の方もそれなりです。鹿児島や他のエリアでも大島紬があるようですが、全て大島出身の人たちです。愛好家は大島で織られた布を集めています。大島産の生地は必ず地球の模様が布に織り込まれています。