赤煉瓦とヒンドゥー彫刻が美しい バクタプル ネパール
パタンよりもこじんまりした街です。こちらもマッラ王朝の中世の街並みを残していています。時間を忘れて迷路のような細い路地を散策すると不思議な感覚になります。ほんの数時間の滞在では全然物足りない感じでした。
タメル地区やパタンと同じようにここにもダルバール広場があります。
地震後に新しく建てた門です。
そしてネパールで初めて10ドルで2時間のガイドを雇いました。意外に良かったです。俳優のアンディガルシアのようです。
まずはダルバール広場から説明されました。
ネパールの王宮の窓は全て奇数になっています。宗教的な意味合いで「割り切れない数字=神の数字」のようです。割り切れる偶数は神聖な数字ではないとされています。なので偶数の窓は存在しないようです。
中国も奇数が縁起の良い数字とされています。日本仏教も奇数がよく使われています。元々はインド/ネパールから来たものでしょう。この地域で発祥したものが中国を経て日本に伝わったのでネパール/インドのヒンドゥー教やチベット仏教は原液みたいなものでしょうか。
ただ最近の庶民の建物の窓は偶数です。宗教的な物だけ奇数のようです。
窓の装飾が美しいです。大きいものは製作に6ヶ月、彫るのに時間がかかるので100万円位するとのことです。
ヒンドゥー教は花と色とお供物を飾るのが特徴です。
この3つがセットになっているものは他の宗教ではありません。
バスタブのまわりのコブラは王様を守るためのものです。雄のコブラと雌のコブラが対になっています。ヒンズー教ではコブラが王様を守ると信じられています。
カーマスートラはエッチのやりかたや子供の作りかたがわからない農民のための教科書です。
後進国ならではの教育方法です。 21世期はインターネットとかあるから簡単に学べます。
象、獅子、グリフィン、ラクシュミー神の石像が置かれています。パワーは下から10倍ずつアップしていき、最後は神殿の神が最強のパワーを保有しているということです。
またバクタプルは焼き物の街です。
ちょっとした路地に入るとあちこちでろくろを回しています。
などなど書ききれないぐらい説明を受けました。
まだ自分の中では全く消化できてない感じです。
落ち着いて写真が撮れないのが難だったかなあと。