ゴアガジャ遺跡(Goa Gajau)

ここはいつも印象が薄く行ったのさえ忘れてしまいます。で、行くと何となく思い出す場所です。
ああ、ここに来たことあるなあと。今回もそんな感じで来たことを思い出しました。そして実は3度目の来訪です。

フラフラ見て回ると地元の人しか入れないエリアがあります。入り口で入ろうか入らないでおこうか躊躇していると中にいた地元のおばさんに手招きされたので入ってみることにしました。

おばさんは好奇心からか色々質問してきます。何処から来たのか?何処に滞在しているのか?何日滞在するのか?ウブドに何で滞在しないのか?泊まるところがないなら泊まりに来なさいと。ここは行ったか?あそこは見たか?と。お寺の行き方やお祭りの時期をアドバイスしてくれます。とても親切そうな人でした。オーストラリアに行ったことがあるが、道ゆく人は挨拶もなく街中と自分の宿を行ったり来たりするだけでつまらなかったとそんな話をしていました。

バリに住んでいたらそうなるのだろうと思います。彼らは収入の大半を家寺や宗教行事に費やしています。毎日、神にお供え物をあげ1年中祭りの準備で忙しいんです。あまりにも宗教行事で忙しいので、キリスト教に改宗したいと考えている人もいるようです。個人的にはテクノロジーの進歩が早くてついていくのが大変な中でお供え物を作るだけで生活できるのだから羨ましいなと思います。ミャンマーでもひたすら仏像を作り続け、それが観光地化していますがバリも同じですね。変わらない良さというものもあります。

我々の世界ではお供え物を作り続けるのに意味があるのか?とかお金になるのか?というように考えるのですが霊的な物を信じている彼らにとって、そんなことどうでも良いんです。

このように価値観も世界観も全く違うバリスタイルの中で育ち住んでいると外の世界に適応するのはとても難しい気がします。逆にこういった相容れない世界観がバリの存在感を際立たせているのでしょう。バリに住みたいと思う人は多いです。バリの民族や文化、世界観に興味がない人にとってはとても住みにくい場所だと思います。我々が住んでいる環境や世界観とは全く違う場所だからです。30分ほどこのおばさんと話をしました。自分の置かれている環境とバリの環境を比較分析しながら色々考えさせられました。最後におばさんは、自分の生活に疲れたらバリに来てリフレッシュして良い気持ちで返って欲しいと話をしていました。相変わらず印象が薄いお寺でしたが、このおばさんに出会ったので今後2度と忘れることはないでしょう。スピリチュアルな島ならではの何かのご縁かもしれません。