醤油の匂いが芳ばしい 小豆島
小豆島は大きいので2日に分けて見に行きました。
レンタカーを借りれば1日で周れると聞いたのですが、丁寧に見て周るとそうでもなさそうです。
むしろ時間が足りません。
なので1日目は草壁港の作品を見に、2日目は土庄港から入りレンタルバイクで島全体を一気に見て周りました。
草壁港(1日目)
高松から草壁港までフェリーで1時間くらいです。
電動がなかったので普通のレンタサイクルで見てまわりました。
新潟の妻有は野外作品よりも家の中にある作品がクオリティーが高かったので家系作品としてあたりをつけて周りました。
瀬戸内では野外作品もかなりクオリティが高そうな感じだったので家系野外系の両方の作品を丁寧に周って見ました。
ある特定の場所から見ると綺麗な円に見える作品です。ずれると形が崩れます。ランプを点ける紐の先にまで金箔が貼ってあります。
京都から職人を呼んで金を貼ったそうです。自宅を作品に提供しています。この作家は取り壊す予定の家に作品を作り美術館には写真しか残っていません。今回初めて3点の作品を小豆島に作り、それを残すとのことです。
2階を覗くと別の作品です。
作品がある場所は醤油工場が立ち並び、醤油の香ばしい匂いがあたり一面にたち込めます。
そういうのも見ていくと時間をかなり取られます。
時間がないので次の作品を見に行きました。
完全に灰色でところどころカラーが入っています。まるで死後の世界のようです。
一人で見ていてもピンとこなかったのですが、
作品を見ていた地元のおばあちゃんの集団があの世なんだかこの世なんだかわからない。我々はもうすぐだからみたいな話をしていて作品の深みがさらに増した気がしました。年代によっても感じ方が変わるんだなと。
入り口に誰もいないけど、勝手にドアくぉ開けると中に作品があります。
ヤノベケンジの作品をセットで。
深く考えさせられる作品ではないけど、ビジュアルはいつも気になります。
土庄港(2日目)
3年前に来た時は港のお店は味わい深い感じでしたが、現在はリニューアルされてお土産のパッケージも刷新されていました。
レンタルバイクを借りて周りました。
下の写真はガラス戸にプリントしたものを貼り付けているみたいです。インテリアとしてこれのデジタル版で景色がどんどん変わるのが欲しい感じです。
神浦の方にまとまって作品があるので、まずはそちらに向かいます。
これは木を彫って森を表現しています。
机まで彫り込まれていました。春は彫っていなかったけど秋用に彫り込んだとおばあちゃんから話を伺いました。
島キッチンで小豆島の特産ソーメンと醤油。
その後は草壁港を経て映画村へ。
そこから福田港、大部へ。
タイっぽい作品だなと思って作家の名前を見るとやっぱりタイ人でした。
細かい隙間まで仏像や仏塔を入れたりして作品にしています。この細かさはタイならではでしょう。現実のものを全てジオラマにして表現したような作品で見ていて面白いです。
この作品は台湾から竹職人を連れてきて作成したようです。
インスタ映え必至の作品です。3年前に製作した作品の続編です。
公民館に前作が置いてあり、それも見に行きました。こういう話を引き出すために地元の人となるべく話すようにしています。
春はまだ竹が青くて葉が付いていたのですが秋になると黄色くなって季節と共に移り変わる様子が楽しめると地元の人が話をしていました。
城作りのプロセスがミニチュアで見れて面白いです。
もうこの作品を見る頃はフェリーの時間がギリギリになっていました。そして雨も。
慌てて土庄に戻り、バイクを返却。
バスで港へ。小豆島に行って帰るのに2日で4時間使うなら島に1泊した方が効率が良かったかもしれません。